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恐ろしい「多重債務」というワナ

多重債務とは、複数の業者から借り入れをして、返済しきれない借金を抱えてしまうことをいいます。一度このような状態になると、弁護士等に頼んで整理をしない限り借金を整理することは非常に困難となります。最初は返済が可能であっても、常に金利が発生し続けるため、借金が減らず、何か突発的な支出が生じたときに、返済に行き詰まることが多いのです。多重債務になり、返済が遅れると、①家や職場で取り立ての電話が鳴り続けたり、督促状が送られてきたりします。また、②何か月か返済をしない状態が続くと、裁判を起こされ、その結果、給与が差し押さえられたり、不動産等の資産を押えられたりすることもあります。このような状態となると平穏な生活を送ることが困難となり、また家族が崩壊してしまうことすらありますので、早急に手を打つことが必要です。失ってからでは遅いのです!

多重債務となるパターンはおおむね同じです。まず、ある業者から借り入れをして、その返済を続けていきます。そのうち、ある段階で、その返済が苦しくなるときが来て、そのときに、ほかの業者から借りて返済をします。そうすると、そのときはしのげますが、今度はほかの業者についても返済が開始し、月々の返済が増えていきます。そして、再び返済が困難となったときに、また別の業者から借り入れて返済に充てることになります。その繰り返しにより、気が付いたら、月々の返済だけで何十万円になることもあるのです。実際に、複数の業者から借り入れをすると返済はどのようになるのか見てみましょう。例えば、ある業者から、50万円を金利18%で借り入れて、月々1万円返済していくとすると1年間で残元金がいくらくらい減るかというと、以下のようになるのです。

月々1万円返済していくとすると、1年後に、残元金は46万7364円になります。12万円返済して、3万円程度しか減らないのです!そして、このペースで返していくとすると、完済するのは平成27年11月のことで、それまでに支払う金額はなんと93万円ほどになります!仮に、もう2社から同じく50万円借り入れ、月々1万円で返済をしていくとすると、もう2社についても93万円ずつ返済することになるのです。おわかりのように、1社であれば、43万円で収まっていた金利が、3社になると129万円になるのです。収入がそれほど上がらない状況で、これだけの金利を支払い続けるのは大変だというのはわかりますよね。これが多重債務のからくりです。